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株式会社ソマノベース

【約100名が集結】企業の力で、森はもっと面白くなる。オープンイノベーションフォーラム「Forest Action Forum 2026」開催

    執筆・編集:河合 志帆

    OUTLINE

    プロジェクト概要

    脱炭素やネイチャーポジティブへの関心が高まる今、企業の森林活用は「植林して終わり」ではない次のフェーズに入りつつあります。

    しかし現場では、「やる意味はわかるが、どう事業につなげればいいのか分からない」「社内でどう意思決定を通せばいいのか悩んでいる」といった声も多く、森林活用はまだ“遠いもの”として捉えられているのが実情です。

    また、森林はひとつの企業だけで完結するものではなく、多様なプレイヤーが関わることでこそ、新たな価値や可能性が立ち上がっていく領域でもあります。

    こうした背景から私たちは、森林を「守るだけのCSR」ではなく、「未来を拓くCSV」のフィールドとして捉え直し、企業の次の一歩を実践につなげる場をつくりたいと考えています。

    単なる情報収集ではなく、自社のリソースをどう森に活かすかを考え、具体的な連携やアクションへとつなげていく。

    「企業の力で、森はもっと面白くなる。」そんな可能性を具体的なアクションとして形にしていくための一歩として、2026年3月23日、大手町(3×3Lab Future)にて「Forest Action Forum 2026」を開催しました。

    【学ぶ(基調講演)】

    株式会社モリアゲ 代表の長野氏による「日本の森の可能性と企業への期待」、弊社代表の奥川による「森と企業との関わりについて」の2つの講演を通じて、日本の森林の現状と、社会貢献を超えた「事業機会」としての森の可能性を共有しました。

    社会貢献という枠を超え、自社のリソースをどう掛け合わせ、事業としての価値を生むのか。参加者の視点が「社会貢献」から「事業機会」へと変わっていく、静かな熱気に満ちたセッションとなりました。

    株式会社モリアゲ 代表 長野 麻子氏
    株式会社ソマノベース 代表取締役社長 奥川 季花

    【知る(先進事例ピッチ)】

    街・鉄道・建築・ITといった異業種4社(東京チェンソーズ様、東急電鉄様、サンケイビル様、LINEヤフー様)にご登壇いただき、それぞれの立場から本気で仕掛ける森林活用の最前線と、その背景にあるビジョンを共有いただきました。

    一見すると森林とは関係がなさそうな業界の企業が、どのような想いや目的で森づくりに取り組んでいるのか。各社の実践を通じて、森林と事業の新たな接続のあり方が具体的に示されました。

    • ●【街×森】「『森と街の共生』を目指す林業会社の活動」(株式会社東京チェンソーズ 執行役員 吉田 尚樹 氏)
    • ●【鉄道×森】「木と人がめぐるまちづくり ―森林資源の循環への貢献」(東急電鉄株式会社 横田 憲介 氏)
    • ●【建築×森】「都市木造建築の実験 ー都市と森の繋ぎ方ー」(株式会社サンケイビル 渋谷 高陽 氏 / 稲岡 理絵 氏)
    • ●【IT×森】「都市の生活者を森の守り手に変える」(LINEヤフー株式会社 吉良 慶信 氏)

    多様な領域の実践事例から見えてきたのは、業界の枠を超えた課題解決の可能性です。ナレッジがオープンに共有されるたび、会場のあちこちで新しい共創の種が芽生えていく時間となりました。

    株式会社東京チェンソーズ 執行役員 吉田 尚樹氏
    東急電鉄株式会社 鉄道事業本部 工務部 施設課 課長補佐 横田 憲介氏
    株式会社サンケイビル 技術本部 技術二部 課長 渋谷 高陽氏/ チーフ 稲岡 理絵氏
    LINEヤフー株式会社 コーポレートビジネスドメイン サステナビリティ事業開発ディビジョン 吉良 慶信氏

    【つながる(展示・ワーク・交流会)】

    森林活用を支援する6社・団体によるソリューション展示に加え、都市木造ビル「KiGi」を題材に「自社ならどうつなぐか」を考えるグループワークを実施しました。業界の垣根を越えて、「自社ならどう関われるか」という具体的な連携やアイデアが生まれる時間となりました。

    インプットだけで終わらせない。「次の一歩」を共につくる、パートナーを探す場として、会場内にはソリューション展示エリアを設置。森林活用に取り組む専門企業との対話を通じて、より具体的な実践に向けた相談が次々と生まれました。

    • ●【①八千代エンジニヤリング株式会社】国内TNFD開示217社の分析データを公開。戦略策定から情報開示までを一貫支援。
    • ●【②グリーンフロント研究所株式会社】ネイチャーポジティブ導入支援。自然共生サイト認定取得の具体策を提示。
    • ●【③NTTドコモビジネス株式会社】プラットフォーム「森かち」を紹介。J-クレジット創出から活用、地域貢献の仕組みを提案。
    • ●【④森ナビ・ネット】企業と森をつなぐ情報サイトを紹介。各地のコーディネーターや企業の最新事例を解説。
    • ●【⑤株式会社LODU】森林保全ボードゲームを活用。楽しみながら学べる体験型研修やワークショップを提案。
    • ●【⑥東邦レオ株式会社】生態系サービスの定量化や事業スキーム設計、空間創造など、「緑」を軸にした循環を支援。

    その場で具体的な連携の可能性を探る動きも見られ、戦略的な提携や明日からのアクションを見据えた出会いが生まれる場となりました。


    OUTPUT

    成果物

    約100名が集まり、98.2%が「満足」するフォーラムに。

    当日は定員を超えるお申し込みをいただき、非常に熱量の高い場となりました。また、当日参加率は87.2%と非常に高く、アンケートでは回答者の98.2%が「満足」と回答。アンケート回答者の約70%の方が「具体的な取り組み検討のきっかけになった」「連携相手が見つかった」と答えており、実務を動かす「起点」となる成果を生み出しました。

    ただ「学ぶ」だけじゃない。対話と実践の場。

    単なる勉強会ではなく、産官学のプレイヤーが熱量高く交わり、森と企業の新しい関係性を模索する「対話と実践の場」を設計・提供しました。

    会場では、セッションの合間や交流の中で、「自社ならどう関われるか」「この取り組みと組み合わせたらどうなるか」といった具体的な対話が生まれ、企業同士の新たな接点や連携の芽が各所で立ち上がっていきました。

    イベントを通じて、自社だけでは解決できない課題を越えていくための、実践的なパートナーシップやエコシステムが生まれる場となりました。

    参加者の声(アンケートより一部抜粋)

    「森と遠い所(街、都市、IT…)をつなげる機会は大変重要。イベントの熱量が高く、ネットワーキングの時間を十分に取っていただいたのはとてもありがたかったです」(鉄道・サステナビリティ推進部門)

    「業種は違えど悩みは同じ。課題を解決して切り開いていこうとする皆さんの姿勢に心打たれました。自社だけでは叶わない有意義な時間でした」(IT/通信・新規事業担当)

    「森を育てることと、人を育てることの共通点についてヒントを頂きました。活気に刺激を受け、自分も何かを起こしたいと感じました」 (インフラ・環境経営部門)

    「実際に大きな流れがきていることを実感 できました。基調講演もピッチも面白く、あとは自社で何ができるかより考えを深めていきたいです」(建設/不動産・経営企画部門)

    「ビジネス色が強く、お金を回す意志が濃かったが、それは非常に大切なこと。次はもっと山側の方々のお話も聞きたい。」 (金融・資産運用部門)

    TEAM

    チーム

    • 基調講演

      株式会社モリアゲ

    • ピッチセッション登壇企業

      株式会社東京チェンソーズ

    • ピッチセッション登壇企業

      東急電鉄株式会社

    • ピッチセッション登壇企業

      株式会社サンケイビル

    • ピッチセッション登壇企業

      LINEヤフー株式会社

    • ブース出展企業

      八千代エンジニヤリング株式会社

    • ブース出展企業

      グリーンフロント研究所株式会社

    • ブース出展企業

      NTTドコモビジネス株式会社

    • ブース出展企業

      森ナビ・ネット(公益社団法人国土緑化推進機構)

    • ブース出展企業

      株式会社LODU

    • ブース出展企業

      東邦レオ株式会社

    • 主催・企画運営

      株式会社ソマノベース

    VOICE

    メンバーボイス

    • 「企業の力で、森はもっと面白くなる。」というビジョンのもと、本フォーラムを開催しました。アンケートからは、CSRからCSVへの転換や社内合意形成の難しさなど、企業が直面する共通の壁も見えてきました。私たちは、今回集まった知見とネットワークを活かし、皆さまの次の一歩に伴走していきたいと考えています。

      株式会社ソマノベース

      松下 登志朗

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