クライアント
コンステックホールディングス
全社員が参加できる森林保全でカーボンニュートラル実現へ。オフィスで植林用の苗木を育て、植林する。コンステックホールディングス社が取り組む持続的な森林保全。
執筆・編集:河合 志帆
OUTLINE
プロジェクト概要
※本記事は2024年2月時点の状況をもとに執筆されています。
コンステックホールディングス様の使命は「よりよい社会基盤構築に尽力する」。事業活動そのものが持続可能な社会づくりに深く関わっていると考えていらっしゃいます
例えば、建物を壊さないことが一番の環境保全という思いから、建物の改修のみでなくその現状を調査診断し、補修補強の必要性や将来のメンテナンスサイクルについてステークホルダーから理解を得ることを大事にされてきました。
この他にも国内外で里山保全や植樹に取り組み、社員一人一人が持続可能な社会づくりに貢献できる機会をつくってこられました。しかし、いずれも物理的な距離から参加者が限られてしまうことに課題もあったそうです。
そこで、どこでも社員一人一人が環境保全に参加できる環境づくりを目的に、オフィスで植林用の苗木を育てられる「戻り苗」を導入いただきました
CSRやSDGsの活動の一環として植林活動を行う企業様は少なくないと思います。しかし、植林地は郊外であることが多く、物理的な距離が原因で参加者が限られてしまいます。そこで、どこでも苗木を育てられる「戻り苗」を活用し、オフィスでのSDGs活動への参加を可能にしました。自らオフィスで苗木を育てることは、森林保全に対して当事者意識を高めることにも繋がります。
また、植林前には実際に林業に携わる者によるセミナーを受講することで、より深く森林保全を理解できるようコーディネートさせていただきました。これらの取り組みは、広報活動にもご活用いただいています。
OUTPUT
成果物
オフィスで育てている植林用苗木の様子
オフィスで植林用苗木を育てられる育苗のキット「戻り苗」を用いて、100本の苗木を全国42事業所で育てていただきました。木鉢は、コンステックホールディングスの「環境スローガン」を載せてアレンジし、広報活動にも活用いただいています。
森林課題を学ぶセミナーの様子
2年前から始めた本取り組みの意義や目的を従業員の皆様に再認識いただくため、日本の森林課題や防災について、植林体験前に当社代表 奥川がセミナーを実施しました。
従業員様が参加した植林活動
当社が林業事業体・植林地の選定・必要な道具の用意などを行い、コンステックホールディングス様が社内で参加者を募り、和歌山県田辺市で植林活動を行いました。当日は林業事業体の担当者から植え方を教わり、一人一人自分たちが育てた苗木を植林しました。
TEAM
チーム
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株式会社コンステックホールディングス 総務広報部部長
松田秀利様
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株式会社ソマノベース / プロジェクト企画・推進
松下 登志朗
VOICE
メンバーボイス
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当社はこれまで事業活動そのものが環境保全に繋がるものとして、社業に取り組んでまいりました。これまで社外でのCSR活動として、大阪府茨木市見山地区での里山保全活動、インドネシア・カリマンタン島での植林活動などを行ってまいりましたが、遠方であることなどから限られた人員のみが関わるという状況でした。そういった中、奥川社長の取組みをNHKの番組を通して知ることとなり、全国各地の従業員が苗木を育てることに関われる「MODRINAE」を始めることとなりました。 昨年11月には、2年間育てた苗木を和歌山県田辺市龍神の山に戻すという植林活動を行い、参加者一同環境保全の重要性を再認識した次第です。今年に入り第2期がスタートしました。また新たな気持ちで環境問題に取り組んでいこうと思います。
株式会社コンステックホールディングス 総務広報部部長
松田秀利様