2025.12.01
「Scrap and Reforest 2025」を開催しました
イベント
企業のお取り組み
2025年10月31日(金)〜11月2日(日)、当社主催の「Scrap and Reforest 2025」を和歌山県田辺市・白浜町で開催しました。
「Scrap and Reforest」とは、“破壊の先に、再生する森を。”という想いから名付けた当社の森林プロジェクトです。森林への一方的な支援で終わらせず、企業や地域が抱える課題と向き合いながら、環境と経済が循環する森づくりを目指しています。
今回のイベントでは、戻り苗に取り組む企業や森林への関心を持つ企業が集い、3日間にわたり、現場体験やワークショップを通して、多様な視点から森づくりを学ぶ時間となりました。
DAY0|前夜祭(10月31日)

初日は、参加企業の皆さまとの交流を深める前夜祭からスタートしました。会場は、JR紀伊田辺駅周辺に広がる飲食街「味光路」。地域の食と文化を楽しみながら、各社が取り組む森林活動や想いを共有する、和やかな時間となりました。
DAY1|合同植樹祭(11月1日)
DAY1は、急斜面の山林での合同植樹から始まりました。
各社が育ててきた戻り苗と、当社が育苗した苗木を持ち寄り、チームごとに協力して植樹を実施。実際の林業現場での作業を体験しながら、森林を育てる営みを身体で感じていただきました。
苗木を手に山に立つことで、「苗を還す」ことの意味や責任を改めて実感する方も多く、企業間の交流も自然と深まっていきました。「この山に、また会いに来たい」そんな声が参加者の皆さまから聞こえる時間となりました。






DAY1|ワークショップ&交流会(11月1日)
午後は、廃校を活用したグリーンツーリズム施設「秋津野ガルテン」でワークショップを開催しました。
アイスブレイクの後、思考の幅を広げる「リバリューワークショップ」、自社の取り組みを省察するリフレクション、目的や価値観を言語化するビジョンワークを実施。
企業ごとに異なる背景や課題が交わることで、新たな視点や共感が生まれ、参加企業が“森づくりの仲間”としてつながるきっかけとなりました。






DAY2|森林散策(11月2日)

DAY2の最初のプログラムは、山主・千品様のご案内による森林散策です。
手入れの行き届いた人工林や、子どもから大人まで楽しめる森林空間の事例を見学し、「訪れたくなる森」の姿を体感しました。
植えて終わりではなく、人が関わり続けることのできる森をどう育てていくか。
“森との新しい関わり方”を学ぶ時間となりました。



DAY2|原木市場の見学(11月2日)

続いて、田辺木材共販所へ移動し、原木市場の仕組みや紀州材の流通を見学しました。
木材がどのような基準で評価され、どのように商品として世に出ていくのかを目の前で観察。苗木を育て、植えた経験のある参加者だからこそ、木材価格とのギャップに驚く場面もあり、林業の現状を深く理解する一助となりました。



DAY2|リフレクションワークショップ(11月2日)

最後は、南紀白浜空港近接の木造施設「Office Cloud9」にて、2日間の学びを振り返るリフレクションワークショップを実施しました。
森林体験や視察で得た気づきを共有しながら、森が持つ可能性を多角的に議論。千品様との意見交換も交えて、企業としてどのように森と関わり続けるのかをそれぞれが言語化する時間となりました。



おわりに
「Scrap and Reforest 2025」は、破壊の先に再生を生み出す森づくりを目指す取り組みです。
今回の3日間を通じて、森を“植える場”としてだけでなく、“考え、学び、関わり続ける場”として捉え直す多くのヒントが生まれました。
ともに森を育てていく企業の皆さまとのつながりが、未来の森林をつくる力になると信じています。
ご参加いただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。
企画責任者:松下 登志朗
記事執筆:河合 志帆