2025.11.20
JAL限定デザインの戻り苗、コラボの裏側。〜JALマイレージバンクがマイル会員と踏み出した、森づくりの一歩とは〜

みなさん、こんにちは。土砂災害による人的被害ゼロを目指し、森づくりに取り組むソマノベースの河合です。
突然ですが、私は空港と飛行機が大好きです。
空港関連の仕事をしていた父から、「ここからたくさんの旅が始まるんだぞ」とよく聞かされながら育ちました。
みんないろいろな思いを抱えて旅に出る。
どんな旅であっても、気持ちよく送り出すんだ——。
そんな父の言葉と誇らしげな横顔が、今でも心に残っています。
さまざまな旅への想いが飛び交うあの空気、お客さまを見送るスタッフの皆さんのホスピタリティ、そして、自分が旅に出るときのワクワク感。空港という場所は、ただそこにいるだけで好奇心がくすぐられる、特別な空間です。
飛行機の窓から見える景色も、また格別。広がる空、連なる山、その先に続く大きな森。あの瞬間だけは、自分がどこか大きな世界の一部になれたような気がします。
…と、空の話ばかりしてしまいましたが、実は今回ご紹介する取り組みは、まさに “空” と “森” がつながるコラボレーションなんです。
JALマイレージバンク(以下JMB)さんと、戻り苗「MODRINAE」の限定デザインをつくるという、まさかの組み合わせ。どんな背景で生まれ、どんな想いが込められているのか。
今回は、JMBの岡田さん・大浦さんと、ソマノベースの浅利に話を聞いてきました。
空好きにも、森好きにも、届きますように。

マイルで参加する“小さな森づくり”。戻り苗の体験とは?
— まず、今回の取り組みについて概要から教えてください。
浅利(ソマノベース):
今回『マイル de 体験』で提供しているのは、和歌山の山で拾われたどんぐりから苗木を育て、約2年後に森へ返す「MODRINAE(戻り苗)」という体験型のプロダクトです。

自宅やオフィスで日々の小さな変化を見守りながら育てることで、自然とのつながりや、森が育つ過程を身近に感じていただけるのが特徴です。森に返された苗は、将来的に災害に強い山づくりにもつながります。
戻り苗の詳細はこちら:
https://modrinae.somanobase.com/
— 今回は「マイルで参加できる」という点も大きな特徴ですよね。
岡田さん(JMB):
はい。JALマイレージバンク会員の皆さまが、“マイルを使って森づくりに参加できる” という新しい体験を、期間限定で提供しています。
環境や地域とのつながりを感じられる体験を、マイルを通してお客さまにお届けできることはJMBとしても新しい価値になると感じています。
— JAL限定のデザインもあると伺いましたが、どのようなものなのでしょうか。
浅利(ソマノベース):
今回は、JALさんの鶴丸ロゴや機体をモチーフにした3種類の限定デザインをご用意しています。

育てる時間そのものにも、“空と森がつながっている” 感覚を楽しんでいただけたら嬉しいです。
大浦さん(JMB):
今回、JALのロゴマーク「鶴丸」をはじめとして、エアバス A350-900型機、ボーイング 777-300ER型機の木鉢をご用意いただきました。レーザー加工を利用して、ロゴやイラストの細部まで再現されています。
飛行機のイラストは、機体の特徴がそれぞれ異なっており、見比べるのも楽しいポイントです。ぜひ、これらの違いにもご注目いただきながら、お気に入りの一品を見つけて、手に取って楽しんでいただけたら嬉しいですね。
コラボの始まりは、JMB社員の「自分の手で育ててみよう」
— JALさんというと、やっぱり圧倒的に「空」のイメージがありますよね。今回の“森づくりとのコラボ”には、良い意味での意外性も感じます。そもそも、このコラボレーションはどんなきっかけで始まったのでしょうか?
大浦さん(JMB):
きっかけは、2024年に「会社で戻り苗を育ててみよう」という提案でした。
勉強会で仕組みや、なぜ山に返すのかという背景を知ったうえで、全社員で戻り苗を育て始めました。
実際に育ててみると、毎日の小さな変化が本当に愛おしく感じます。「芽が出た」「今日背が伸びていたよ」といった成長の様子をきっかけに、部署を越えて自然と会話が生まれていきました。日常のなかに“森”が入りこんでくるような感覚がありました。

その過程で、もう一つ強く感じたことがあります。森林保全って、とても大きなテーマで、最初は知らないことだらけでした。どこから向き合えばいいのかも分かりません。でも、戻り苗に取り組む中で、必要性を学び、苗木を育て、そして一部の社員は実際に植林にも参加させていただいています。
その一つ一つの体験がつながって、少しずつ視界が開けていくような感覚がありました。

「こういう一歩からなんだ」「知らなかったことが、だんだん見えてくるんだ」そんな気付きが持てたんです。
だからこそ、社員の間で自然と「この一歩を、JALマイレージバンク会員の皆さまにも届けたい」という思いが強くなりました。
私たちは会員のみなさまとのつながりを大切にしています。
自分たちが感じた“森との距離が近づく感覚”や、“視界が開けていくプロセス”を会員の皆さまと共有したい。そんな思いで、『マイル de 体験』での提供に踏み切りました。
— 浅利としては、このお話を聞いたときどのように感じましたか?
浅利(ソマノベース):
すごく嬉しかったです。森林保全は大きくて、遠くに感じられやすいテーマ。だからこそ、戻り苗は、森林保全に関わる入り口でいたいと考えています。
そんな中で、JMBさんが、まず自分たちで取り組み、体験を通して視界が開け、さらにその一歩を広げたいと思ってくださったことは、本当に心強く感じました。

そして、JALさんには飛行機や空の旅が好きなファンの方々が多くいらっしゃいます。その方々が今回の取り組みをきっかけに、“空から森へ”と世界を広げてくださるかもしれない。そう思うと私たちもとてもワクワクしました。
戻り苗は小さな体験に見えるかもしれませんが、「育てる → 山に返す」というプロセスは、森林に対する視野が広がる一歩になり、確かに未来の森づくりにつながります。その輪がJMBさんを通じて広がっていくことには、大きな希望を感じています。
ー オリジナルのデザインには、どのような想いが込められているのでしょうか。
岡田さん(JMB):
今回のデザインを考える上で、一番大事にしたいと思っていたのは、「日頃からJALを選んでくださる方々に喜んでもらえるかどうか」でした。
なかには、機体やロゴそのものが好きな方や、写真を撮りに空港へ来てくださるような方もいます。
だからこそ、このコラボの商品を手に取ってくれたときに、「あ、これいいな」と素直に思ってもらえるようなデザインにしたかったんです。
鶴丸ロゴや機体のモチーフを入れた3種類のデザインは、まさにそんな「好き」にきちんと応えるためのものでした。
ソマノベースさんに試作を作っていただいたとき、社内でも「これはファンの方に届くと思う」と盛り上がりました。
木という自然の素材の上に、空の象徴であるデザインがのるという組み合わせは、私たちにとってもすごく新鮮でした。
“空と森がひとつのプロダクトの中で出会う”そんな特別さを感じてもらえたら嬉しいです。

「100年先も空から森を眺められるように」JMBがマイレージバンク会員の皆さまと踏み出す、森づくりの一歩
— 今回コラボレーションを通じて、どんな広がりを期待していますか?
大浦さん(JMB):
私自身、戻り苗を育てる前は“森づくり”という言葉を聞いても、正直どこか遠いテーマに感じていました。
でも、実際に育ててみると、日々の小さな変化が純粋に楽しくて。その喜びが、自然と“森はこうして育っていくのだ”という実感につながりました。

だからこそ今回のコラボでは、私たちが感じたその楽しさや温かさを、仲間である会員の皆さまと一緒に分かち合いたいという思いがあります。
無理をする必要は全くなく、苗の伸び方にふと気付いたり、葉っぱの開き方に感動したりと、そういった日々の小さな発見があればそれだけで十分だと考えています。そうした中で、森との距離がすっと近く感じられる瞬間があります。
そして、大げさかもしれませんが、「100年先も空から森を眺められる未来」を、みんなで共有できたらいいなと思っています。
空の会社として、上空から見える森の豊かさを知っているからこそ、その景色を未来にも残していきたい。今回のコラボは、その“一歩”を会員の皆さまと一緒に踏み出すきっかけになると感じています。

浅利(ソマノベース):
戻り苗は、小さな体験のように見えますが、育てて返すというプロセスは、確かに未来の森につながっていく一歩です。
JMBさんのように、まず自分たちが体験して、その楽しさや気づきを仲間にも広げたいと感じてくださることは、森づくりにとって本当に心強いことです。
今回の取り組みをきっかけに、“空”と“森”が、これまでより少し近づくような未来が広がれば嬉しいです。読んでくださっている皆さんにも、ぜひご自身なりの一歩を見つけてもらえたらと思います。
さいごに。
みなさんにお伝えしたいことがありすぎて、想像以上に長々と書いてしまいました…
本プロジェクトのMODRINAE(戻り苗)は、下記よりお申し込みいただけます。期間限定ですので、お見逃しなく。
(空港好きの我が家でも、大盛り上がりです)
https://use-jal-experience-program.jal.co.jp/shop/g/gMODORINAE
ここまでお読みいただいた皆様、ありがとうございました!
