2025.03.03
2025年 植林会レポート|自分で育てた苗木を、自分の手で植林する。全国の皆さんと植林してきました!

皆さん、こんにちは。
どんぐりから苗木を育て、山へもどす観葉植物「戻り苗」の西来路です。
戻り苗のプロデューサーとして活動しており、今回の植林会では、皆さんと一緒にバスに乗り、現場や和歌山県田辺の各地を案内させていただきました。今回の植林会を担当させていただいた私から、イベントの様子をお伝えします。
2021年にスタートした戻り苗も、早くも3年目を迎えました。全国各地のオフィスやご自宅で、現在2,000本以上の苗木が育っています。
戻り苗は、どんぐりの状態から2年間参加者の皆さんの元で育てていただき、弊社に返送いただいて、山へ植林するというもの。

戻り苗参加者の皆さんはとても大切に愛情をもって苗木を育ててくださっており、苗木が帰ってくるたびにその思いを私たち事務局も感じています。通常は、苗木を私たちのもとに送っていただいていますが、「ご自身で植えてみたい」というお声も多くいただきます。
私たちも、実際の山をみていただくことや、林業や森林保全について直に聞き、考えていただくことはとても大事だと考えています。
そんななか昨年「植林会」をはじめて開催し、今年も第二回となる「植林会」を実施することとなりました。全国から17名のお客様が和歌山までいらしてくださいました。
今回はそんな「植林会」の様子をご報告します。
写真もたくさん盛り込みましたので、ぜひ皆さんも和歌山にいらしたつもりで、パラパラとご覧ください(笑)
全国から集合!マイクロバスで向かうは山の中。
遠方からのお客様も多くいらっしゃるということで、今回はマイクロバスを手配させていただきました。

こちらのバスで、南紀白浜空港・白浜駅へ皆さんをお出迎え。

空港で集合する様子。(お客様を前に、正直ドキドキしていたのは内緒です…)
いつもSNSでの投稿をみたり、LINEでやりとりをさせていただいたりはしていますが、中々直接お会いすることはなかったので、お客様にお会いできるのは、本当に嬉しかったですね。

ということで、全員でバスに乗り込んで、いざ出発です!
森の入り口、熊野古道館へ。中辺路ってどんな場所?
今回植林したのは、和歌山県田辺市中辺路にある「大内川」という地域です。
中辺路といえば、世界遺産の熊野古道。
まず熊野の神様の御子神を御祀りした神社の一つ、「滝尻王子」へ向かいました。
そこには観光案内と歴史紹介を兼ねた休憩施設「熊野古道館」があり、
和歌山のことについて知ってもらう機会を作りたいという思いからです。

館内は、熊野懐紙や滝尻王子社の所蔵品などの展示、そして中辺路を紹介するビデオなどをはじめ、古道に関する資料や中辺路の観光情報が満載です。
ここで和歌山県田辺市中辺路という地域について、ご紹介させていただきました。

皆さんに改めて自己紹介を済ませ、お昼ご飯を食べて「戻り苗の森」に出発。
いざ、植林現場へ!
実際の山は、想像よりも険しい。そして、美しい。
植林を行う前に、林業の施業や森林の成り立ちについてお伝えするため、
伐採後の現場が見渡せる場所に向かいました。

奥行き 約1kmにわたって、一面の木々が伐採された皆伐地に皆さんをお連れし、和歌山県の山の特徴や、過去から現在までの林業のお話、木々が果たす役割についてお話しさせていただきました。

参加者の皆さんは初めて見る景色に驚かれていて、とても興味津々で質問も投げかけてくださいました。
そしてついに、先ほど見学した皆伐地の一部である、「戻り苗の森 大内川」にて植林がスタートします。
到着し、まずは苗木にピンクのリボンを結ぶことから。植樹してから5年の間、苗木より高く伸びて苗木の光合成を妨げてしまう雑草を取り除く作業があるのですが、その際、間違って苗木を切ってしまわぬように、目立つピンクのリボンを結ぶのです。
自分の名前を書く方や、苗木に対する思いを書かれる方など、2年間育ててこられた愛情がペンに宿っていました。


皆さんが苗木に思いをのせ、離れ離れになる心の準備が整ったところで、植林の方法をご説明しました。

そしていざ、山の中へ。今回の植林現場はこちら。

上から見るとこんな感じ。登山でみるような山とはまた違う雰囲気ですよね。写真で見るよりも、斜面は急。山の壮大さや驚異を感じます。

ゆっくりと慎重に、山を登っていきます。

植林する場所についたら、大切に育てた苗木を丁寧に植えていきます。山で元気に育ちますように…少し寂しさも感じながら。


植え終えた後は、コーヒーや和歌山のみかんやお菓子を片手に、ほっと一息。


参加者の皆さん同士は初めてましてでしたが、とても仲良くお話しされていて、そういった光景が見られたことも、植林会を開催して本当に良かったなと感じたことの一つでした。
最後に、植林した苗木への思いも込めて、ターポリンにメッセージを書いていただきました。皆さんがいかに愛情をもって育ててくださったのかを感じられ、感無量です。


参加いただいた皆さんとスタッフの集合写真。大切にします。
改めて、ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
ご参加いただいた方からはこんな声をいただきました。
「どんな場所で苗木が育つのか見れてよかった。急斜面だったが、なかなか入れない場所だったのでとても貴重な体験だった。」
「苗を無事に故郷の山に返せたことや、同じ思いを持って、いろんな場所から参加された皆さんに出会えた事、運営の方々の思いを聞けた事が、とても楽しかった。」
「植林体験だけでなく、熊野古道館や皆伐地の見学などもでき、和歌山の山や文化を色々としれて良かった」
振り返ってみると、今回の植林を実施した「戻り苗の森」は、足場が安定せず、不安に感じられた方も多かったのではないかなと思います。
それでも、皆さん必死に傾斜を登ってくださいました。
一般的な植林イベントでは、平らで一般の方でも植えやすい場所を選ぶことが多いと思いますが、MODRINAEは獣害の被害を受けたり、補助金の対象外になったりして、木を植えることができない山を選んでいて、参加者の皆さんには過酷だと感じられてしまったかもしれません。
ですが、「林業に携わる方々がどんな場所でやっているのかをリアルに感じられた」「他では絶対にできない経験だと思う」などの言葉もいただき、私たちの思いを受け取ってもらえたのかもしれないと感じました。
来年は、現場のリアルを感じられることはキープしつつ、より多くの方が参加いただけるようまた工夫していきたいと思います。
皆さんとの森づくりはまだまだ続きます。
だからこそ、皆さんとともに。楽しく。
さて、植林会のレポートはいかがでしたか?少しでも山や植林の様子、そしてご参加いただいた皆さんの様子が伝われば嬉しいです。
植林会を通して、改めて私たちは未来の森づくりを皆さんと一緒にさせていただいているのだと感じさせていただきました。
本当に、ありがたいことです。
日本は国土の約⅔を森が占める国。だからこそ、一人の力では、一社の力では、豊かな森は守れません。つくっていくこともできません。
もちろん課題はたくさんありますが、せっかくなら楽しい形で、皆さんと一緒に取り組んでいきたいと思っています。
戻り苗は、未来の森づくりは、まだまだ続きます。興味をお持ちいただいた方はぜひ以下よりご参加ください!
https://modrinae.myshopify.com
それでは!最後までお読みいただき、ありがとうございました。
