クライアント

株式会社JALマイレージバンク

コミュニティの力で社員と森林をつなぐ、JALマイレージバンク社が「MODRINAE(戻り苗)」とともに歩むESGの一歩

  • # MODRINAE

執筆・編集:河合 志帆

OUTLINE

プロジェクト概要

※本記事は2025年6月時点の状況をもとに執筆されています。

「豊かな地球を守り、次世代へ引き継ぐこと」を使命とされているJALグループ様。事業内容は、直接環境保全につながるものではないため、日々の業務のなかで社員の皆さま一人ひとりが環境を意識できる取り組みを大切にされてきました。

その中で、JALマイレージバンク様は、ペットボトルキャップの回収やフードロス削減、マイボトルの推奨など、さまざまな活動を展開。

そして2024年、森林保全をより深く実践する一歩として、ソマノベースが運営する「戻り苗」プロジェクトを導入。22鉢の苗木とともに、森林課題や「戻り苗」の仕組みについて学ぶ勉強会を開催された後、社長・新入社員を含む全社員で育苗をスタートされました。

2025年春には、新入社員6名の皆さまもプロジェクトに参加。先輩たちが育てた木鉢を引き継ぎながら、新たな苗の育成をスタートしています。本社には24本の苗を育てられるラダーシェルフも導入され、オフィスの一角に、森へとつながる風景が広がっています。

一人ひとりの行動が、未来の森へとつながっていく。

JALマイレージバンク様の想いとともに、「戻り苗」の輪が広がっています。


OUTPUT

成果物

国産ひのきの木鉢で育てる「戻り苗」

JALマイレージバンク様には、国産ひのきで作られた木鉢の「戻り苗」を、これまでに合計22鉢ご導入いただきました。札幌地区の社宅では新入社員16名が、東京本社では5つの部署と社長ご自身が、それぞれの場所で苗木を丁寧に育ててくださり、一部の苗木はすでに森へと植樹されています。

現在はプロジェクトの2期目として、本社に導入いただいたラダーシェルフで24本の苗木を育成中。さらに、新たに加わった新入社員6名の皆さまが、木鉢での育苗をスタートしています。

東京本社の戻り苗
戻り苗を推進いただいているチームの皆様

JALマイレージバンクの思いをのせた、ラダーシェルフ

2025年に導入されたラダーシェルフには、JALマイレージバンク様の想いを込めたパネルを設置しています。苗木をお世話する日常のなかで、ふと立ち止まり、その想いに立ち返るきっかけとなるように…そんな思いでラダーシェルフに添えられたこのパネルが、育てる時間にそっと寄り添っています。

パネルデザイン

「やらされる」から「育てたくなる」へ。想いを共有する勉強会を開催

苗木をただ育てるのではなく、その背景にある想いや課題を理解した上で、自分ごととして関わってほしい。そんな想いから、「MODRINAE(戻り苗)」のプロジェクト開始にあたり、社員の皆さま向けに勉強会を開催しました。

当日は、ソマノベース代表の奥川が登壇。「なぜ森林保全に取り組むのか」「戻り苗というプロジェクトが生まれた背景」「この一鉢に込められた意味」などをお話しし、参加者の皆さまとの対話を通じて、想いを共有しました。

勉強会の様子
勉強会のアンケートの一部

育てた苗木を、自分たちの手で森へ。合同植樹祭に参加

2024年秋、JALマイレージバンク様は、合同植樹祭「Scrap and Reforest」にご参加。社員の皆さまが時間をかけて育てた苗木を、ご自身の手で熊野の森に植林いただきました。

苗木を育てることから、森へと返すところまで。自然の循環に自ら関わる体験が、より深いESG活動への一歩となりました。

植林に参加されている、大浦様(奥)・鍋島様(手前)

JALマイレージバンク様にお取り組みの背景をインタビューさせていただきました

JALグループ様のESGへの思いや、「MODRINAE(戻り苗)」を用いたお取り組み開始の背景などをお伺いしました。

ぜひ以下よりご覧ください。

【note】
コミュニティの力で社員と森林をつなぐ。
JALマイレージバンク社が戻り苗と取り組むESG活動とは

TEAM

チーム

  • 株式会社JALマイレージバンク 企画総務部

    鍋島 諒子様

  • 株式会社JALマイレージバンク 企画総務部

    大浦 美咲様

  • 株式会社ソマノベース / プロジェクト企画・推進

    浅利 知波瑠

  • 株式会社ソマノベース / 戻り苗のパネルデザイン

    西来路 亮太

VOICE

メンバーボイス

  • 鍋島 諒子様

    2024年4月から全社員で取り組み始めた「戻り苗」活動。 ソマノベースさまにはこれまで、勉強会の開催や植樹体験、苗木の育苗相談会などを通じて、弊社の「戻り苗」活動を多方面からご支援いただいております。心より感謝申し上げます。全社員で森林が抱える課題を深く知り、森林保全の重要性を学びながら、「戻り苗」の育苗活動に携わる。この取り組みを一度きりの導入で終わらせるのではなく、継続していくことが森林保全への第一歩であると信じています。 今後も「戻り苗」活動を通じて、森林保全に貢献し続ける企業でありたいと思います。

    株式会社JALマイレージバンク 企画総務部

    鍋島 諒子様

  • 浅利 知波瑠

    会員様とのつながりを事業の基盤とされているJALマイレージバンク様。日頃から「人と人とのつながり」を何より大切にされており、今回のプロジェクトでも、担当者様だけでなく社内の多くの方々が一丸となって取り組んでくださる姿勢に、何度も心を動かされました。 まっすぐであたたかく、情熱をもって新たな挑戦に臨まれるその姿。そして、関わるほどに魅力がにじみ出てくるような組織風土に、私たちも多くの学びと刺激をいただいています。 そんな皆さまとご一緒する中で、私たち自身も成長し続けながら、これからも二人三脚で未来に向けた取り組みを形にしていけたらと願っています。

    株式会社ソマノベース / プランナー

    浅利 知波瑠

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